夜は心の闇を映し出す

くだらない思い違いだったのかもしれない

単純な思考や本能に左右されてばかりの感情

現実と妄想の果てに、疲れ果てて横たわる僕がいた

鎮まることのない想いに揺れる

子供のままで居られたなら

純粋に物事が進んでいただろう

目障りな現実から目をそらすばかりで、

大切なことには何も気が付いていない



人はきっと、心のどこかに、

逃げ道を作らなければ生きていけないのだろう



写真の中で微笑む君は

理由も無くただ微笑むばかりで

輪郭のハッキリしない僕の気持ちだけが

煮えきらないまま、消え失せようとしている

犯した罪は変えらないのか

君へ投げかけた言葉も

ブラウン管越しに見た君の笑顔も

退屈な日常の誤魔化しに過ぎなかったのだろうか

俺が見つけだした逃げ道は、これだったんだろうか


愛するが故に苦しみ

嘆き続けた日々は

僕に教えてくれた

歩き続ける事の空しさ、難しさ

人間の愚かさ、醜さを

君という存在を見つけたのは僕自身で

ただそれを追い続けたのも僕自身だった

いつか、救われる日は来るのだろうか



新たな可能性を求めることは、逃げなのかもしれない

今の僕はどうなのだろう・・・・






Holy War

Holy War